일문목차
総論 / 安藤正人 ; 久保亨 ; 吉田裕=11
はじめに=11
1. なぜ歷史家は十分に語ってこなかったか=12
2. なぜ情報公開と公文書管理は重要か=16
3. 特定秘密保護法と歷史学=21
4. 歷史学とアーカイブズ学の連携を=26
5. 本書の構成=31
第I部 「情報公開後進国」日本を問い直す―戦後·そして現在
第1章 公文書管理法と歷史学 / 瀬畑源=36
はじめに=36
1. 用語の定義=37
2. 文書のライフサイクル=40
3. 文書の利用=45
4. 特定秘密保護法の影響=54
おわりに=59
第2章 沖縄返還をめぐる日本の外交文書―米外交文書との協働による史的再構成 / 我部政明=62
はじめに=62
1. 沖縄返還交渉の開始=65
2. 佐藤·ニクソン共同声明の実施へ=68
3. 一九七一年三月までの日米交渉=71
4. 未決着事項とは=78
5. 取引から合意へ=81
おわりに=85
第3章 日韓会談をめぐる外交文書の管理と公開 / 吉澤文寿=94
はじめに=94
1. 市民運動による情報開示請求訴訟の背景=95
2. 「不作為の違法」を認めさせた一次訴訟=100
3. 原告が全面敗訴した二次訴訟=103
4. 「三〇年ルール」を確認させた三次訴訟=105
5. 開示/不開示となった情報について=109
おわりに―日韓会談文書が開示されたことの意義=114
コラム 公文書公開から見た日本軍「慰安婦」問題 / 林博史=122
第II部 公文書管理の日本近代史
第4章 日本近代における公文書管理制度の構築過程―太政官制から内閣制へ / 渡邉佳子=126
はじめに=126
1. 太政官制における文書管理=128
2. 内閣制移行期の文書管理=131
3. 内閣制における文書管理=136
4. 各省官制通則の制定と文書管理=141
おわりに=147
第5章 戦前期日本における公文書管理制度の展開とその問題性―「外務省記録」を中心に / 千葉功=154
はじめに=154
1. 公文書管理体制の基礎確定=155
2. 内閣制·明治憲法と公文書管理体制=160
3. 科学的記録管理としてのディシマル式=164
4. 「一件一括主義」の復活=168
5. 「防諜戦」下の公文書管理=172
おわりに=177
第6章 日本の官僚制と文書管理制度 / 加藤聖文=184
はじめに=184
1. 公文書はどのようなものなのか=186
2. 公文書はどのように位置づけられているのか=191
3. 公文書の管理はどのようになされているのか=195
4. 公文書の私文書化=204
おわりに=210
第7章 地方自治体における公文書管理とアーカイブズ / 青木祐一=216
はじめに=216
1. 日本における公文書管理, アーカイブズの歩み=218
2. 法制度面での位置づけ=222
3. アーカイブズの諸形態=225
4. 地方アーカイブズ機関の具体的事例=232
おわりに=239
第III部 世界で進む公文書の管理と公開
第8章 情報重視の伝統に基づく公文書の管理と公開―イギリスの場合 / 後藤春美=244
1. 公文書館法(一八三八年)制定の背景=244
2. 公文書館の発展=247
3. イギリス公文書館を使う=251
第9章 臺湾の公文書管理と政治―制度的先進性と現実 / 川島真=257
はじめに=257
1. 臺湾の歷史文書群と国家檔案法の制定=258
2. 国家檔案法の施行とその課題=263
おわりに=268
あとがき=272
執筆者一覧=275