일문목차
はじめに / 野村幸裕 [日本自治体勞働組合総連合中央執行委員長]=1
監修にあたって / 晴山一穂 [専修大学法科大学院教授]=5
岩手県地図=10
東日本大震災における岩手県の被害状況=11
第I部 証言と記録
第1章 3月11日「その時」=15
何をすべきか, 何ができるか自分に問いながら / 林下義則 [洋野町]=16
波が引き海底が見え 一気に膨れ上がった / 髙崎達夫 [洋野町]=21
災害時の炊き出し 準備と心づもりいつでも / 藤志都 [久慈市]=24
あたたかい勵まし, 支援 「きずな」が身にしみた / 東育子 [久慈市]=28
できる限りの情報を 村民や捜索隊に伝えよう / 松頭容子 [野田村]=33
東日本大震災―あの時から思うこと / 田中和弘 [野田村]=39
「生き方てんでんこ」が地域と仲間を守る力 / 長根真奈子 [普代村]=45
「心の防波堤」を―大災害を記録し伝える / 森田安彦 [普代村]=50
突然襲いくる災害に備えて / 山道輝 [普代村]=55
「現場の声を聞く」が教訓に / 中野慎也 [岩泉町]=59
そなえよつねに 想定外を想定する / 伊藤尚生 [岩泉町]=64
児童が危ない 少しでも高いところに / 田代修三 [岩泉町]=71
避難所で管理人, 新聞編集―震災日記(加筆)より / 竹内幸司 [岩泉町]=73
「食は命」―栄養士として天職を走り続けた / 菊地範子 [大槌町]=80
母の弁当「これが最後じゃない」 自分に言い聞かせながら / 佐佐木大樹 [大槌町]=87
つぎつぎと運び込まれる遺体と向き合いながら / 中村一弘 [大槌町]=95
住民と地域に育てられ 職場の仲間に支えられて / 岩間純子 [大槌町]=101
3.11の記憶 子どもたちと過ごした日日 / 八木澤弓美子 [大槌町]=108
震災の証言と記録 「オラたちがやんねば」 / 小笠原純一 [大槌町]=118
災害が起きた瞬間から 仕事がはじまる / 唐芳晃司 [釜石市]=132
敷きつめたマットの上での処置は野戦病院のような / 田口修子 [釜石市]=138
火葬場の手配, 拾骨·納骨を身内同然に / 金野道程 [大船渡市]=141
9千個のおにぎりをつくりつづけて / 新沼咲江 [大船渡市]=144
地域と全国の仲間に支えられて / 西山春仁 [大船渡市]=151
見渡す限り家の残骸と潰れた車―わが家は, 家族は / 及川慎一郎 [大船渡市]=155
人と人とのつながり / 菊池一夫 [大船渡市]=161
東日本大震災を体験して / 佐藤克敏 [大船渡市]=168
市庁舎·病院が全壊 職員113人を失うなかで / 千葉達 [陸前高田市]=173
いのちを守る! 保育の重み―民間保育園で / 藤倉啓子 [陸前高田市]=179
3月11日「その時……それから」 / 佐藤夕子 [陸前高田市]=188
普段の保育が命をつないでくれた / 佐佐木利恵子 [陸前高田市]=192
その時, 私は / 佐藤好信 [陸前高田市]=200
文化財の残らない復興は本当の復興ではない―ふるさとの宝を守るために / 熊谷賢 [陸前高田市]=211
明日に向かって一歩ずつ / 佐佐木美恵子 [陸前高田市]=216
被災者の生活守るため自治体勞働者の役割発揮 / 菅原正弘 [陸前高田市]=222
ここに市民がいるかぎり / 阿部勝 [陸前高田市]=226
まるで戦場 物資の保管に苦労 / 村上弘人 [陸前高田市]=237
溺れながら死を覚悟 保健師9名中6名が犠牲に / 菅野わか [陸前高田市]=241
「情報を発信せよ!!」 被災してあらためて痛感した広報の意義 『広報りくぜんたかた臨時号』51日間連続発行の舞臺裏 / 大和田智広 [陸前高田市]=247
地域医療を守る病院 屋上だけが唯一の避難場所に / 橋本健一 [陸前高田市]=259
バックミラーのなかの津波に追いかけられたあの時 / 大浦宏子 [陸前高田市]=263
追悼のことば / 菅原正弘 [陸前高田市]=266
二度のボランティア, 大槌町への派遣 自治体職員としてできること / 柳田達郎 [盛岡市]=268
心の蓋が開く / 大峠寿子 [盛岡市]=272
第2章 全国からの派遣=277
リアスの風に吹かれて / 志村有司 [東京都世田谷区]=278
「丸ごと支援で」陸前高田へ 被災地職員にも休息を / 新田守 [名古屋市瑞穂区]=283
片道千キロ, 7カ月間, のべ158名がボランティア / 京都府宇治市·宇治市消防職員協議会=288
日ごろの保健師活動が災害時に生かされる / 吉田澄世 [大阪府守口保健所]=291
自治体勞働者の本質を教えられた災害派遣 / 佐賀達也 [名古屋水道勞働組合]=295
第II部 自治勞連のとりくみとこれからの課題
はじめに / 猿橋均 [自治勞連書記長]=305
第1章 岩手被災地支援センターの活動 / 松繁美和 [自治勞連副委員長]=309
第2章 圧倒的な職員不足のなかでも住民のためにがんばる仲間 / 佐藤一則 [岩手自治勞連委員長]=323
第3章 岩手の震災からの復興の現状, そこから見えてくる課題 / 渡辺孝文 [岩手自治勞連書記長]=335
第4章 住民本位の復旧·復興へ 自治勞連の要求と提案 / 久保貴裕 [自治勞連中央執行委員]=351
第5章 被災自治体に対する人的支援のあり方 / 晴山一穂 [専修大学法科大学院教授]=359
あとがき / 佐藤一則 [岩手自治勞連委員長]=369
編集委員会·編集後記=373