일문목차
まえがき=iii
凡例=x
第I部 歷史から3.11へ
第1章 災害と開発から見た東北史 / 岡田知弘=2
はじめに=2
1. 東日本大震災の被災地=「東北」なのか=6
2. 日本資本主義の形成と「東北」=14
3. 昭和三陸大津波·冷害と東北振興事業=20
4. 河川総合開発から原発立地地域へ=31
5. 東日本大震災の復興をめぐる二つの道=37
おわりに―「人間の復興」から「人間性の復興」へ=47
第2章 近代日本と東北·東北人論 / 河西英通=53
はじめに=53
1. 明治維新と東北=61
2. 東北人士論の登場=65
3. 世界史と東北史=70
4. 原境論と後進地帯論=76
5. 戦後日本の東北·東北人論=91
おわりに―終わらない(東北), (私たち)の未来=96
第II部 歷史から築く「生存」の足場
第3章 近現代東北の転換点―戦時期「人口問題」と地域社会 / 川内淳史=102
はじめに=102
1. 過剰人口問題と東北振興=107
2. 人口問題の転換と東北振興=115
3. 総力戦の主体としての東北人=127
4. 総力戦の「経験」の行方=137
おわりに=145
第4章 近現代日本の地域医療と岩手の医療保健運動 / 高岡裕之=150
はじめに=150
1. 医療利用組合の生成と発展=152
2. 新たな医療体制の追求=164
3. 一九五〇年代の国保運動=171
おわりに=180
第5章 いのちを守る農村婦人運動―「生存」の足場を創る歷史の試み, 岩手県和賀町 / 大門正克=186
はじめに=186
1. 和賀町役場の取り組み―戦後地方自治の可能性=189
2. 「いのちを守る農村婦人運動」=201
3. バッケの会の誕生と生活実践=215
4. 和賀町の新しい「生存」の仕組み=231
おわりに=237
第III部 東北から3.11後の歷史へ
第6章 三陸の歷史と津波―海と人のつながり / 川島秀一=244
はじめに=244
1. 埋め立てと河川流路の歷史=245
2. 「三陸」から「東北」へ=247
3. 「海の十字路」から「陸の孤島」へ=248
4. 三陸沿岸と外来漁船=251
おわりに=253
補論1. 気仙沼で海とともに生きる / 清水敏也=255
なぜ気仙沼でイカの塩辛なのか=255
この町で生きていくという覚悟=257
GANBAARE(ガンバーレ)の設立―「何もすることがない」ことほどつらいことはない=258
第7章 「生存」の足場を創る試み―小学六年生の「震災復興まちづくりプラン」 / 徳水博志=260
1. 被災地·石巻市雄勝町=260
2. 被災地の復興を擔う教育観の提案=262
3. 地域復興を学ぶ総合学習=264
4. 雄勝町の変革主体と今後の展望=272
補論2. 内と外の東北の断層 / 安倍甲=275
地域内での温度差=276
メディアの地域的特性=277
風土に刻まれた時間(歷史)と向き合うこと=279
終章 「生存」の歷史―その可能性と意義 / 大門正克=281
1. 「生存」の歷史/「生存」の仕組み=281
2. 地域の編成と個性―本書から見えてくること①=284
3. 「生存」の仕組みをつくる―本書から見えてくること②=286
4. 東北における一九三〇~六〇年代前半の位置―本書から見えてくること③=291
5. 「生存」の東北史―歷史から問う3.11=293
資料 歷史実践としての「『生存』の東北史」=298
「『生存』の歷史」を語り継ぐ―あとがきにかえて / 石井勤=302