일문목차
はじめに―変容するドイツ「記憶」への新たなとりくみ=3
第1章 記憶を伝える=13
1. 歷史の授業―第三帝国(ナチス政権時代)を学ぶ=14
「問いかけ」で始まる=14
ナチスはいかに大衆を取りこんだか=18
生徒が指摘する歷史教育の弱点=22
現代史重視のカリキュラム=23
歷史を批判的に見る=25
相対化された「過去」=27
2. ホロコーストの課外授業『ゲルダの沈黙』=30
物理教師最後の特別授業=30
記憶するベルリン=32
旧東ドイツ出身のジャーナリスト=35
沈黙と奇跡=37
小さな個人の大きな勇気=40
共産主義がファシズムを根絶した=43
親愛なるゲルダ様=44
脳裏に焼きついた「東と西」=49
3. 市民に伝える記憶=51
帝国ポグロムの夜に聞く=52
ハンネローレはどう生き抜いたか=53
減りゆく時代の生き証人=55
コラム 変わりゆくドイツの学校制度=60
第2章 記憶は変わる=63
1. 戦後二つのドイツの記憶と歷史認識の変化=64
68年運動から始まった「過去の克服」=64
終戦で「時刻ゼロ」になった=69
旧東ドイツの建国神話=72
2. 統一ドイツと冷戦後のヨーロッパの記憶=74
「オッシー」と「ヴェッシー」=74
フランスもユダヤ人大量虐殺に加擔した=77
繰り返されるジェノサイド=78
東欧諸国に刻まれた20世紀=83
3カ国の高校生がともに学ぶ『逃亡と追放』=86
第3章 記憶と対話=89
1. ゲオルク·エッカート国際教科書研究所を訪ねて=90
世界最大の教科書図書館=90
学問の自由=92
ゲオルク·エッカートと教科書対話=94
2. ドイツ·ポーランド教科書対話をたどる=96
対話の糸口になった「新東方政策」=97
資本主義と社会主義の対立=99
障壁を乗り越える三つの条件=100
ドイツ全州が勧告を受け入れる=103
和解と歩み寄りのスパイラル=106
われわれが酸っぱいリンゴをかじろうではないか=108
対話の第一段階―敵対イメージをなくす=111
対話の第二段階―記述内容を充実させる=112
対話の第三段階―二国間共通教科書をつくる=115
独仏間で始まった歷史共通教科書プロジェクト=118
ポーランドと見直す「被害と加害」=123
3. 移りゆく時代とともに=127
平和への貢献=127
インターネット時代の新たな挑戦=130
第4章 記憶と未来 : 課題と挑戦=133
1. 記憶と平和=134
『父と暮せば』朗読会=135
「ヒロシマの記憶」を「人間全体の記憶」に=137
「良心的兵役拒否」を選んだ若者たち=140
長崎の平和資料館で「社会奉仕役」=142
兵役廃止がもたらす矛盾=146
2. 記憶と統合=148
異文化理解への期待=149
レアールシューレの発表会『故郷』=150
「私たちもドイツなのです」=155
おしよせる移民の波=158
ダブルのアイデンティティ=162
「ヨーロッパ」とわが街の歷史=166
三つの統合への課題=170
3. 記憶を未来に伝える=172
「私たちと直接関係はありません!」=172
戦後ドイツ民主主義の原点はアウシュヴィッツにあり=179
「記憶の文化」と未来への責任=182
おわりに―忘却に抵抗する国 ドイツの選択=189
多様化する「過去」移り変わる「記憶」=189
「記憶」はその時代, 国, 社会の「文化」を形成する=192
甦るヒロシマ·ナガサキ, チェルノブイリ, フクシマの記憶―脱原発への決断を突き動かしたものは何だったのか=195
主な参考文献=I
関連年表=V