일문목차
はじめに=1
第I部 未來社會と人間發達=13
第1章 アソ-シエイトした諸個人の生成と發達 / 大谷禎之介=15
I. アソシエ-ションとアソ-シエイトした勞動の生産樣式=15
II. 資本主義的生産のなかでの, この生産を否定する主體への, 勞動する諸個人の發達=18
III. 勞動する諸個人の發達という見地から見た過渡期の課題=24
IV. アソシエ-ション生成期におけるアソ-シエイトした諸個人の發達=25
第2章 未來社會の條件としての普遍的人間の形成 / 松尾匡=35
I. 『資本論』第一卷第四篇で何を言いたいのか=35
II. 第一一章「協業」で說かれる進步的性格=38
III. 第一二章「分業とマニュファクチュア」に見られるネガティブな分業觀=42
IV. 第一三章「機會と代行業」で描かれる未來社會の條件=47
V. 自己の世界が狹くては支配から自由になれない=52
第3章 世界市場のなかでの人間の發達 / 神山義治=59
I. 商品生産の全面化による個人の生成=59
II. 欲求の多樣化と協動=63
III. 人權意識と民主主義的管理へ=67
IV. 世界史的な變革主體としての人間へ=69
V. むすびにかえて=73
第II部 未來社會と非營利協同セクタ-=77
第4章 マルクスと生産協同組合 / 小松善雄 ; 增田和夫 ; 荒木一彰=79
はじめに=79
I. マルクスの協同組合論=80
II. 移行過程における二つの問題=86
III. パリ·コミュ-ンでのマルクスの敎訓=91
あとがき=96
第5章 未來社會と人間發達のための民間非營利組織 / 富澤賢治=101
I. 時代は民間非營利組織の擡頭へ=101
II. 人間發達の基本的要因としての協同勞動=112
III. 自由, 平等, 連帶のバランスのとれた社會のために=117
第6章 企業形態論からみた協同組合と株式會社―社會制度の進化についての一考察 / 的場信樹=123
はじめに=123
I. 企業形態の進化メカニズム=125
II. 企業形態の歷史=128
III. 諸企業形態における自由と相互扶助の展開=134
IV. 協同組合と株式會社が直面している事態=140
V. 結論=144
第7章 中國における自主連合勞動經濟制度の實驗 / 李炳炎=151
はじめに=151
I. 自主連合勞動經濟制度の建設と國有企業改革=152
II. 「南京發動機部品會社」における自主連合勞動制度の實驗=160
第III部 未來社會と株式會社=167
第8章 マルクス株式會社論における人格性の陶冶 / 有井行夫=169
I. はじめに=169
II. 資本のシステムにおける人格性の陶冶とはなにか=170
III. 商品の交換過程で發生する抽象的人格は人格性陶冶の起点的形態である=172
IV. 抽象的人格のバリアのもとで資本は出現し成長する=174
V. 株式會社に關する『資本論』の問題設定はなにか=175
VI. 「分離」によって資本家の取得は非正當化する=177
VII. 貨幣資本家の所有と機能資本家の所有はたがいに異質な實在的な所有である=178
VIII. 株式會社において「所有と機能の分離」は必然的である=181
IX. おわりに―株式會社通過点論と歷史的傾向論=184
第9章 市場をつうじた社會主義と「株式會社」の役割 / 蘆田文夫=187
はじめに=187
I. 「市場經濟と社會主義」に關する新たな展開=188
II. ロ-マ-らの「株式會社-社會主義」論=192
III. 企業構造における勞動者の位置づけ=198
IV. 社會經濟構造全體のなかで―そして「人間發達論」とのつながり=203
第10章 未來社會論における株式會社の現狀と可能性 / 高田好章=209
はじめに=209
I. 個人的な企業と社會的な企業=211
II. 社會的な存在としての株式會社について=214
III. 社會主義と株式會社=223
終章 「能力に應じて動く」原理實現のための「共産主義的人間」の問題について / 大西廣=231
I. 企業內賃金カ-ブの問題について=231
II. 人間發達論としての未來社會論=233
III. 封建制が必要とする人間像=235
IV. 資本主義が必要とする人間像=237
V. 「資本主義的人間」の形成を課題とした中國=238
VI. 「資本主義的人間」を乘り越えるということ=239