일문목차
はじめに=iii
凡例=xii
序章 平等はなぜ非難されるのか?=1
(1) 自由·平等·友愛(共同)=1
(2) 平等だけがなぜ, 非難されるのか?=2
(3) オピニオン·リ-ダ-たちの平等非難=4
(4) 平等とは同一性か?=6
(5) 平等は同一性ではない=8
(6) 反差別·反抑壓としての平等=10
(7) 同一性も差異も區別も重視する平等論=13
(8) 「强者」に適合的な新自由主義―新自由主義やリバタリアニズムによる不平等①=14
(9) 國家介入による不平等―新自由主義やリバタリアニズムによる不平等②=16
(10) ル-ル主義による不平等―新自由主義やリバタリアニズムによる不平等③=20
(11) 市場の外を否定する不平等―新自由主義やリバタリアニズムによる不平等④=23
(12) 新自由主義と自由主義とに共通の不平等―新自由主義やリバタリアニズムによる不平等⑤=26
(13) 自由主義以上に新自由主義が不平等なこと―新自由主義やリバタリアニズムによる不平等⑥=27
(14) 平等實現の歷史性=30
第1章 平等論の深化·擴大―「不平等と一體の平等」論の歷史=33
(1) 平等論の歷史から=33
(2) 古典古代の平等をめぐる諸議論=34
(3) ヘレニズムの平等論=37
(4) 中世の平等論=38
(5) 古典近代初期の平等論=40
(6) ロックの平等―不平等論=44
(7) ルソ-の平等―不平等論=46
(8) 「獨立宣言」と「人および市民の諸權利宣言」=48
(9) マルクスの平等論=49
(10) 「粗野な共産主義/平等論」を非難したマルクス=52
(11) 一九世紀末からの平等論=54
(12) 優生學的な不平等主義=58
(13) 「福祉」の中の不平等=60
(14) 傳統的平等論から現代平等論へ=62
(15) ロ-ルズ平等論=64
(16) センの平等論の射程=66
第2章 惡平等はなぜ生まれたか―傳統的平等論の意義と問題点=69
(1) 傳統的平等論を理解するための三つの視点=69
(2) 平等主體論=70
(3) 平等客體論=71
(4) 平等連關論=73
(5) いかなる平等主體か?=75
(6) 平等主體の實現の程度=76
(7) 「~にかかわらず平等」の射程=77
(8) 平等主體を析出する「否定性」=79
(9) 平等主體を否定する問題=80
(10) 平等主體論の意義と限界=83
(11) いかなる平等客體か?=84
(12) 權利となった平等客體=85
(13) 權利ではない平等客體=86
(14) 多種多樣な平等客體=88
(15) 平等客體の增大=91
(16) 平等客體の縮減=93
(17) 平等客體相互の關連=96
(18) 社會權の平等が前提=97
(19) 市民權の制限=98
(20) いかなる平等連關か?=101
(21) 絶對的平等=102
(22) 相對的平等=104
(23) 形式的平等と實質的平等=105
(24) 匡正的平等(⇔報復的平等)=107
(25) 比例的平等=108
(26) 機會の平等と結果の平等=110
(27) 傳統的平等と平等連關論=113
(28) 惡平等という言葉=115
第3章 新たな能力論的平等論と新たな機會平等論=119
(1) 新たな平等論へ=119
(2) 新自由主義隆盛下における新機會平等論と新能力論的平等論の意味=120
(3) 新機會平等論の必要性=122
(4) 矮小化されてきた機會平等=123
(5) 機會平等⇔市場競爭ワンセット論=125
(6) 保守も革新も非難した機會平等論=126
(7) 手段視点の機會平等論=129
(8) 形式的機會平等A=130
(9) 形式的機會平等B=132
(10) 形式的機會平等Bの問題点=134
(11) 實質的機會平等C=137
(12) 實質的機會平等D=139
(13) オポチュニティ(Opportunity)の平等=142
(14) 能力主義差別(不平等)の自明視=143
(15) 最後の差別としての能力主義差別(不平等)=145
(16) 近現代社會での能力主義差別の突出=148
(17) マルクスも說いた「人間の平等性」觀念=150
(18) 能力(差)を持つ=151
(19) 四つの所有槪念=152
(20) ハヴ(Have)としての所有=153
(21) ヘ-ゲルの所有論=155
(22) 所有論的把握の限界=156
(23) 能力は私的所有物を超える=158
(24) 國際障害者年=160
(25) 能力の共同性の定義=161
(26) 百合の皮=163
(27) 能力の共同性論=164
第4章 新たな平等論の展開へ―新現代平等論の構築のために=167
(1) 新現代平等論の構築に向けて=167
(2) 新現代平等論の六つの基本的わく組み=168
(3) 傳統的平等論などの「止揚」=169
(4) 國家介入の位置=170
(5) ロ-ルズ的な配分機關=173
(6) 保險機構を使う配分機關=175
(7) 羨望テストと一體の競賣論=177
(8) 政治共同體=「福祉國家」=179
(9) 福祉國家批判の問題=182
(10) 主-客關係と繼續性=185
(11) 主體相互間の關係=188
(12) 平等の平準化の具體的位相=189
(13) 權利論の平準化=190
(14) 能力論へ=192
(15) 能力の私的所有論を超えて=193
(16) 平等の機會化再論=195
(17) 四つの機會平等再論=196
(18) 機會と個性および自由=198
(19) 平等の責任槪念化=200
(20) 自己責任と運と選擇=202
(21) 平等の責任槪念化への非難=204
(22) 責任論は成立する=205
(23) 自己責任論の弱点=207
(24) 自己責任論の今後へ=208
(25) 平等の樣態化=209
(26) 樣態化の區別=211
(27) 樣態(能力)の共同性は讓れない=213
終章 平等万歲!=217
(1) 平等非難のよくある手口=217
(2) 不平等不可缺論を言うのは誰か?=219
(3) 平等と自由との對立ではない=222
(4) 狹い平等と廣い平等との對立=223
(5) 不平等のブ-メラン效果=226
(6) 平等は同一性かつ非同一性(差異性)=227
(7) 平等を飼い馴らすこと=228
參考文獻表=232
あとがき=241
人名索引=I
事項索引=V