天照を独占し、O正統とL正統を主張する天皇制システム。これに対して天皇制の下、すなわちO正統とL正統から異端と規定された大本教。 両者のどちらが多神教的な日本の宗教文化と政治文化を独占しており、日本の伝統あるいは正統性を否定しているのであろう?
これに対する解答はそれほど容易ではない。
しかし、2022年現在も依然として象徴天皇制の下でも、相変わらず日本人の大多数はO正統とL正統で天皇制に固執しようとしていることだけは明らかである。
正統派としての天皇制の問題である。
そして神道文化との調和である。
この問題は日本の政治、文化、宗教などありとあらゆる領域にわたる細心の分析の対象であり、以後も継続して宿題として残りそうである。