第1章 ウズベキスタンから世界へ1.移民送出し国としてのウズベキスタン2.海外に向かう若者3.フロンティアとしての日本4.急増する日本語学校生5.本書における分析枠組み6.利用するデータ第2章 日本語学校という選択−入国の動機と経路1.ウズベキスタンとの二国間関係2.日本による教育支援という呼び水3.重要な先発隊とブローカーの役割4.日本語学校を通じて来日する事情5.来日にあたっての資金調達6.卒業後の計画7.おわりに第3章 教育から労働へ−教育=労働移民の現実1.入学即就業へ2.出身地域によって異なる居住地と職業3.学生の家計状況4.高い生活満足度5.永住を希望しない人たち6.母国への送金7.故郷に錦を飾る8.教育=労働移民増加の帰結9.おわりに第4章 越境するジェンダー−女性移住者の経験1.移民に女性が少ない理由2.逃避としての移民3.在日コミュニティの中のジェンダー4.おわりに第5章 文化実践としての国際移動−「ウズベクらしさ」の力学1.自己認識としての「ウズベクらしさ」2.ウズベクらしさと日本らしさ3.宗教的実践としての一時滞在4.おわりに第6章 移住先としての日本と韓国1.学生調査に見る対日/対韓認識2.ウズベキスタンとの二国間関係3.ウズベキスタンからの人の移動4.外国人労働者の供給源としてのウズベキスタン5.移住者から見た日本と韓国−相違点と共通点6.おわりに第7章 ウズベク移民と日本の将来1.ウズベク移民の増加をどう考えるか2.変化する地政学と中央アジア3.日本を問い直す