はじめに――『狂雲集』のキーワード大灯国師三転語 何似生 朝には眉を結び、夕には肩を交ゆ、我れ何似生 慈明、狭路に楊岐を得たり 工夫日用、閉門の車 百年東海、独り休歇す 工夫、棹を労す、?公の舟大灯国師百年忌、大灯国師頂相賛 大灯忌宿忌以前、美人に対す 大灯国師百年忌 二首 ?に青銅を覓むるも半文も無し 児孫多く踏む、上頭の関 大灯国師行状の末に題す 大灯国師尊像、酬恩庵常住臨済、瞎驢辺滅却、四料簡 如何なるか是れ臨済下の事。五逆聞雷 臨済の四料簡 奪人不奪境 奪境不奪人 人境倶奪 人境倶不奪 臨済、机案禅板を焼く 臨済和尚を賛す 仏病祖病、鬼眼を迸らす 経巻もて不浄を拭う 三首 経巻は元より不浄を除く箋 弓影の客盃、多くは断腸 手に信せて拈じ来たって不浄を除く 臨済の画像に対す 臨済和尚を賛す 密伝、臨済門中に秘訣有り陳蒲鞋と巌頭 陳蒲鞋 拈槌豎払は、吾が事に非ず 陳蒲鞋 老禅、本と鉄眼銅睛 陳蒲鞋 元来、黄檗下の尊なり 陳蒲鞋 門?、空しく韶陽の脚を折る 巌頭船居図 会昌以後、僧形を毀つ 巌頭船居図 蒲葉半ば凋む、江漢の秋虚堂 育王の住院、世皆な乖く 観物初、虚堂和尚を謗る運庵 運庵和尚を賛す 運庵、松源の衣を還す雲門 古仏と露柱と相い交わる、是れ第幾機ぞ清素 清素首座を賛す 兜率の悦禅師を賛す圜悟 圜悟大師の投機 人の送れる曲?を還す 圜悟大師、老娘有り大恵 大恵禅師、碧巌集を焚く 碧巌集の序を読む霊雲桃花、香厳撃竹 霊雲、桃花を見る図 香厳撃竹 四首 画に対せば忽然として識情を尽くす ?菷を携え来たって、風塵を動ず 憐れむ可し、悟道、佳名を発することを ほか