はじめに(柳川 久)序章 「ロードキルという悲劇」――ワイルドライフマネジメントの今日的課題(塚田英晴)I ロードキル問題とはなにか第1章 ロードキル問題の歴史的背景(園田陽一)第2章 道路による野生動物への生態学的影響(浅利裕伸)II ロードキルに遭う動物たち第3章 エゾシカ――大型動物のロードキル(野呂美紗子)第4章 キタキツネとエゾリス――普通種のロードキルとその対策(柳川 久)第5章 タヌキ――ロードキルの5W1H(佐伯 緑)第6章 ハクビシンとアライグマ――個体群管理を介したロードキル対策(立脇隆文)第7章 ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコ――ロードキルとその対策(山本以智人・内野祐弥)第8章 アマミノクロウサギ――世界自然遺産の島で多発するロードキル(鈴木真理子)第9章 ケナガネズミ――樹上性哺乳類のロードキル(玉那覇彰子・亘 悠哉)第10章 エゾモモンガ――滑空性哺乳類の分断化対策(浅利裕伸)第11章 ヤマネ――樹上性哺乳類の分断化対策(湊 秋作・饗場葉留果)第12章 野ネズミ――森の分断化が遺伝的分化に与える影響(佐藤 淳)III ロードキルをどう防ぐか第13章 ロードキルデータの現状と課題(末次優花)第14章 ロードキル個体の防疫対応と疫学への応用(浅川満彦)第15章 ロードキルの防止と抑制対策(原 文宏)第16章 ロードキルのモニタリングとデータの活用(伊東英幸)第17章 ロードキル対策の再考――ワイルドライフマネジメントの視点から(塚田英晴)終章 これからのロードキル問題――道路生態学への応用(園田陽一)おわりに(塚田英晴・園田陽一)