序章 帝国の崩壊をめぐって1章 「海の民」侵入による衰退説は真実か―エジプト新王国の崩壊2章 宮殿焼失前の城壁拡張が示唆する、近づく戦争の脅威―エーゲ文明(ミケーネ「帝国」)の崩壊3章 「食料庫跡」が示す新たな滅亡についての仮説―ヒッタイト帝国の崩壊4章 「世界最古の帝国」を滅ぼした四つの要因―アッシリア帝国の崩壊5章 エジプト再征服による疲弊と「想定外」の敵―アカイメネス朝ペルシアの崩壊6章 後継者なき「大王」の早すぎた死とヘレニズム時代の開幕―アレクサンドロス帝国の崩壊7章 軍事大国の財政破綻と求心力の喪失―ローマ帝国の崩壊