序 日中の非定期労働をめぐる現在第1部 日本における非定期労働の過去と現在1 非正規労働の歴史的展開--濱口桂一郎2 日本における非正規雇用問題と労働組合--龍井葉二3 非正規労働者の増加、組合組織率の低下に対して、日本の労働組合はいかに対応してきたのか--高須裕彦4 過労死問題の法と文化--花見忠5 日本における過労死問題と法規制--小玉潤6 非正規労働者と団結権保障--戸谷義治7 能力不足を理由とする解雇の裁判例をめぐる日中比較--山下昇第2部 中国における非定期労働の新たな展開8 雇用関係か、協力関係か--常 凱・鄭 小静9 独立事業者か労働者か--范 囲10 グローバル規模での経済衰退と労働法--劉 誠11 中国経済の転換期における集団労働紛争の特徴と結末--王 晶12 中国新雇用形態と社会保険制度改革--呂 学静13 非正規労働者の心理的志向性に関するモデルケース--曹 霞・崔 勲・瞿 皎皎14 「法治」(rule by law) が引き起こす中国の労働問題--阿古智子15 中国の非正規労働問題と「包工制」--梶谷懐16 中国における新たな労働運動、労使関係の展開とそのゆくえ--石井知章あとがき