일문목차
まえがき / 山本芳美=3
第一部 ジェンダー論の諸相=17
第一章 「家」意識を支え再生産するもの―慣習·しきたり, 社会通念を通して考える / 杉井静子
はじめに=19
1. 慣習, しきたりに残る「家」意識=20
2. 「家」意識を支える「世帯主」「世帯単位」=24
3. 「家」意識の名残がどの程度残っているか=29
まとめ=41
第二章 教育とジェンダー―山梨県中学校教師の意識調査から見る教師の現実=42
論文一. 中学校教師のジェンダー意識の考察 / 望月理子
1. 幻の「女ことば」という規範=43
2. ことばと意識=48
論文二. ジェンダーを自覚することから人権教育は始まる / 牛山恵
1. 自らの性に無自覚であることの問題=52
2. 性別による言葉の使い分けの問題=55
第三章 装いとジェンダー―纏足とハイヒールとコルセットとブラジャーと / 山本芳美
はじめに=61
1. ハイヒールとブラジャー=62
2. 纏足とハイヒール=69
おわりに=78
第四章 強豪力士は女だった!?―鹿児島県出水市加紫久利神社の石燈籠をめぐる説話から / 三橋順子
はじめに=84
1. 出水市加紫久利神社の石燈籠をめぐる説話=86
2. 「説話」の検証=90
3. 「説話」に見る双性原理=98
おわりに=104
第二部 文学·藝術とジェンダー=109
第五章 錯綜する物語―薫くみこ『十二歳の合い言葉』の魅力 / 藤本恵
はじめに=111
1. 読者を引きこむ語り=113
2. (男の子)物語と(女の子)物語の交錯=116
おわりに=125
第六章 シータ像の変容―インド英語文学における寡婦 / 大平栄子
1. インドの女性作家たちとシータ像=130
2. 多彩な寡婦の物語=132
3. 寡婦の反逆の物語=135
4. 母と娘の物語としての「饗宴の名残」=144
5. 母の語られざる物語=148
第七章 ネラ·ラーセンの作品における売春, あるいは人種混清と性の禁忌 / 中地幸
はじめに=153
1. ラーセンの主要なテーマと売春問題=156
2. 混血児ネラ·ラーセンの出生=159
3. 『流砂』と娼婦というテーマ=164
4. パッシングへの危険な道のり=169
結びにかえて=175
第八章 再考·丸木俊の画業―裸婦と朝鮮人女性の表象 / 小沢節子
はじめに=181
1. 裸婦像の展開=182
2. 空を飛ぶチマ·チョゴリ=187
3. 《広島日本製鋼事件によせて》=193
まとめに代えて=199
第三部 仕事·ライフ·ジェンダー=207
第九章 共生社会と「女性の社会進出」 / 笹野悦子
1. 「女性の社会進出」とジェンダー構成=209
2. 学術誌·オピニオン誌における「女性の社会進出」著作=212
3. 「女性の社会進出」著作の課題構成=214
4. 「女性の社会進出」と共生社会=223
第一〇章 二〇〇八年不況と就業構造の変容―ジェンダー視角からの考察 / 村上研一
はじめに=230
1. 就業構造の男女別動向=231
2. 従業者数の産業別動向=233
3. 家族関係と女性の就業構造=236
4. 勞働時間別就業構造の変容=242
むすびにかえて=245
第一一章 「協同勞働」の優位性を捉えなおす―ワーカーズ·コレクティブ調査に見る女性たちの勞働観 / 田中夏子
はじめに―問題意識と構成=249
1. 「協同勞働」とは=252
2. 「協同勞働」の経過と現在―ワーカーズ·コレクティブをめぐって=254
3. ワーカーズ·コレクティブ調査に見る「協同勞働」意識=259
4. 小括=275
第一二章 次世代を擔う女性農業者の人材育成―日本の農政における女性支援施策から / 諸藤享子
はじめに=280
1. 次世代女性農業者の現状と課題=282
2. 次世代女性農業者の育成に関する取り組み(千葉県を事例に)=289
3. 女性のエンパワーメント=297
おわりに=304
あとがき / 窪田憲子=307
著者略歴=318