일문목차
第I章 「明治の日本」を讚える"常識"を疑う
1. 半藤一利さんの『昭和史』を讀む
「何とアホな戰爭」をしたものか
「昭和史の根底には"赤い夕陽の滿州"があった」というが…
「明治の日本」をどう見ているのか
2. 日本政府はどう見てきたのか=9
外務官僚たちの戰前日本觀「日本外交の過誤」
元大臣や大使たちはどう見たのか
小倉和夫さん(元フランス駐在大使)の論評
3. 「日本の常識」をつくってきた主張=18
江口朴郞·司馬遼太郞對談 - 「日本および日本人」
「日本史上の非連續の時代」という見方
「大東亞戰爭贊美者」も戰後になって
4. 現在でも繰り返される「常識」=24
日本の國際法學界は
繰り返されて「常識」はさらに廣まる
「ウソ」を重ねることになりかねない
現代の思想家, 歷史家の發言から
第II章 「明治榮光論」で隱蔽される歷史の事實
1. 明治の初めから日本は朝鮮に何をしたのか=49
『昭和史』では極度に影の薄い朝鮮
國定數科書『尋常小學國史』はこう書いていた
朝鮮は獨自の長い歷史を持っている
現在も變わらない歷史數科書の記述
家永數科書裁判で否定された朝鮮人民の抗日鬪爭
2. 朝鮮への植民地支配と「滿州事變」の關連が見えてこない=67
「滿州事變」は突如, 非連續的に起こったのか
朝鮮支配と「滿蒙」を合わせてとらえていた參謀たち
「文化政治」のもと朝鮮はどうなっていたのか
「野に餓死者あり」 - 朝鮮人の離散·故鄕喪失
「間島(豆滿江對岸の中國領)を朝鮮に編入する」日本軍の劃策
「滿州事變」は朝鮮支配の矛盾を解決できなかった
3. 戰後日本の知識人の責任=84
フランス文學者, 渡邊一夫さんの指摘
『世界』にみる朝鮮問題 - 和田春樹さんの問題提起
鈴木武雄論文「朝鮮統治の反省」
朝鮮問題から目をそらした『世界』四年間の空白
4. 新渡戶稻造と岡倉天心の朝鮮觀=104
田中愼一さんの問題提起
矢內原忠雄が戰後削除した新渡戶稻造演說
"傑出した國際人"新渡戶が見た「枯死國朝鮮」
英語で世界に發信した日本の知識人たち
岡倉天心の『日本の目覺め』にみる朝鮮
米國大統領に獻呈された新渡戶の『武士道』
日英同盟 - 英國との蜜月
桂·タフト協定 - 米國との蜜月
知識人から庶民まで心にしみついた朝鮮觀
第III章 歷史の僞造·3例を檢證する
1. 江華島事件はなぜ起きたのか=146
日本での「定說」
飮料水を求めているときに銃擊されたのか
雲揚, 長崎歸港直後の報告書 - 鈴木淳さんの史料紹介
「飮料水を求めていた」とは書いていない
フランス, アメリカ艦隊が侵攻したのと同じところへ
フランスやアメリカの作った海圖をもって侵入
戰鬪は三日にわたっていた
江華島事件の顚末はなぜ書きかえられたのか
雲揚艦長井上良馨は「朝鮮領有」を主張, 出兵を待っていた
歷史の書きかえは朝鮮侵略の第一步から
2. 日淸戰爭はどうしてはじまったのか=182
朝鮮の王宮占領からはじまった日淸戰爭
參謀本部での戰史の改竄
だれが, いつ, 何のために書きかえたのか - 五十嵐憲一郞さんの史料紹介
朝鮮王宮占領, ウソ報告, 第一號は大鳥公使の電報
開戰の口實に苦心した日本政府
王宮占領計劃の首謀者は陸奧外相だった
朝鮮王宮占領 - 公表できなかった事件の眞相
大院君のかつぎだし - 北川吉三郞の回想
朝鮮政府の口をふさぐ
「陸奧外交」を美化してはならない
3. 日本政府·軍がひた隱しした東學農民軍の抗日鬪爭=215
「京城の二○万人を餓死もしくは降伏せしめる」と言い放っていた日本軍
軍用電線の架設に立ちはだかる朝鮮の民衆
東學農民軍の指導者, 全琫準が語る再蜂起の理由
西南に追いつめて皆殺しをはかった日本政府·日本軍
4. さらに組織的·系統的になる戰史の僞造=224
「日露戰史編纂綱領」
機密事項は削除された公刊戰史
書いてはならない一五か條
日本の歷史認識の構造的問題として
第IV章 韓國にみる過去の問い返しと歷史認識の深まり
1. 韓國·東學農民軍の戰跡を訪ねる旅=235
珍島にまで行く
北海道大學で見つかった珍島出身の東學農民軍指導者の頭骨
「亂民」の名譽回復
2. 過去を問い, 未來を拓こうとする韓國の人たち=243
なぜ, 過去の歷史を問うのか
韓國ですすむ過去の歷史的再檢討
なぜ歷史の再檢討が必要だったのか
屈曲した韓國近現代史に答えを求める
一歷史家にとっての「光州事件」
民衆運動の源流を求め, 東學農民の跡を訪ねる旅
東學の歷史硏究とともに「生命·平和運動」へ
韓國東學農民革命記念事業會のこと
記念碑にみる韓國の歷史意識の變化
農民軍には婦女子も參加していた!
新たな歷史認識に立つ記念館
終わりに=281