メタバースは、実生活に類似した学習環境を実現し、多様な学習体験を提供し、アバターを通じて能動性、現実感、没入感、相互作用、主体性を高めることができる学習ツールである。この点で、構成主義学習原理を適用する上で適切なものと言える。本研究では、大学の日本文化授業においてメタバースを活用することの教育的意義と授業効果を調査した。先行研究を通じて、構成主義学習の特徴である学習者中心、問題中心、協力的学習を導き出し、これを基に大学の日本文化授業でメタバースを活用した授業を設計·実施した。その後、学生らが感じる教育的効果に関するデータを収集し、構成主義学習理論の観点から分析を行った。その結果、認知的効果、定義的効果、態度的効果といった有意義な効果が確認された。本研究は効果的なメタバース活用の文化授業の実施と設計において基礎的な情報を提供し、学習者中心の効果的な教育環境の構築に対する示唆を提供する意義がある。