本文は、金?卨(1897-1966. 凡父は、?)(以下 凡父)の?花郞?に?する見解が集約されている ??花郞外史??を通して、彼が?えようとした ‘花郞’とは何か、そしてその論議の意味は何なのかを知ることに、その目的がある。
一般的に?きんでたその天才的、博?多識な?問能力に比べると、凡父の思想が具?的、?系的には論議されていない。彼の著作は、そのほとんどが、彼の後?者たちのために整理され、散?的に紹介された。その中でも??花郞外史??は、その思想の中で一番中心となる‘花郞’に?する論議を集約しているに?わらず、‘正史’ではない‘外史’という呼び方のために、一冊の小說であった。
本文では、このような基本的な認識を土台として、凡父の??花郞外史??が作られた背景と、??花郞外史??に登場する人物たちの分析を通して分かってきた、凡父が把握する花郞、そして、その特徵について論ずることとする。
凡父の??花郞外史??が持つ特?は、次の四つに整理される。
第一に、??花郞外史??は花郞の話をまとめた原典を土台としている。??三?史記??の?列??に登場する人物たちの話を中心にして、その不足する所は、??三?遺事??, ??東?通鑑??などを?考にしている。これは、凡父が、このような原典を土台として、自己の論理を構築いたということが伺える。
第二に、??花郞外史??は、硬い‘正史’の文?ではなく、‘外史’の形式を見倣い、分かりやすく書かれている。凡父が、敢えてこのような‘外史’の形式を習得した理由は、?者たちに?する配慮であったと理解できる。
第三に、凡父によって選ばれた花?たちは、?時武士としての姿だけをしていた彼らではなく、彼が考える花?の形式?宗?的?芸術的?軍事的要素をすべて兼ね備える?に附合する人物であった。凡父は、彼らを通して?時の花?が軍事的要素を、人物だけで再解析したことに警戒しようとした。
最後に, これを通して??な人物に現れた共通的である精神、すなわち‘風流道精神’が、?時の混?した事態から、?民を和合させるひとつの精神的支柱として提示させようとした。